マグネシウム化成処理へのお問合せ事例

 

新技術研究所ではマグネシウムの化成処理につきまして、国内有数規模の処理設備を有するだけでなく、研究員による分析研究・開発も行っており、お客様からの様々なお問い合わせにも対応させて頂いております。その一部を以下にご紹介させて頂きます。なお情報保護の観点から掲載内容は編集しております。

Q:マグネシウム車載用部品の高温高湿試験において塗装面に膨れが生じてしまう。対策可能でしょうか。 A:塗装面の膨れは、成形生地の欠陥に残った空気が高温で膨張するか、成形生地の合金成分の塊(偏析と呼ぶ)が高温高湿下で塗膜を通過した水分によって腐食することで起こります。対策として、塗膜の密着性が高く、防錆性の高い化成処理皮膜を選定することによって改善できる場合があります。当社のATMag-ANC処理は、生地の状態に合わせて処理条件を調整しますので、塗装面の膨れ防止に寄与します。
Q: マグネシウムの金属光沢を活かしたいが、研磨後に表面が白濁化(白色化)する。これを抑えるだけでなく、できれば透明の耐食コーティングができないか。 A:マグネシウム合金は活性が高いので、研磨後に湿気によって錆びやすく、研磨した金属光沢面にマグネシウムの酸化物、水酸化物を生じて白濁します。特に、水性の研磨液を使用した場合には、研磨後直ちに洗浄を徹底し、速やかに(通常、加工後1ないし2日以内)化成処理被膜を形成することにより、研磨面の白濁化を防ぐことが可能です。研磨面の白濁化を防ぐ透明な化成処理皮膜として、当社のATMag-ナチュラル処理が好適です。
Q: 現状採用している化成処理皮膜の耐塩水噴霧性が十分でない。防錆力の高い塗装前処理を紹介してほしい A:成形生地によって、成形欠陥の有無、欠陥の状態、合金の湯流れによる合金組成のムラ状態などが異なります。十分な防錆性をもつ最適な化成処理皮膜を形成するには、成形生地の状態に合わせて、化成処理条件のきめ細かな調整が求められ、ノウハウが必要です。当社は、長年の知見によるノウハウを蓄積しており、ユーザーのニーズに合わせて、防錆性の高い化成処理皮膜を提供しています。
Q:光学部品内面の反射を抑え、かつ剥離が生じないような処理が可能であればご提案頂きたい。 光学部品の内部には、レンズをセットする必要から寸法精度が求められます。さらに入射光の反射防止が求められます。黒色塗装に代わる方法として、寸法変化が小さく、黒い化成処理皮膜を形成するATMag-ブラック処理をお勧めします。
Q:AZ91D材の自動車用部品の抵抗値を0.7Ω以下にしたい。御社のS-LR処理で可能なようであれば試験を依頼したい マグネシウム製品の化成処理に低い抵抗値が求められるのは、例えば、アースとして機能するマグネシウム合金製筐体や電子部品、基板を取り付けるシャシーなどがあります。当社の化成処理には、抵抗値の低いLR(Low Resistance)、更に低い抵抗値が得られるS-LR(Superior-LR)などの技術があります。
 ご要望をいただけば、試作および抵抗値の測定データを提供させていただきます。

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