マグネシウム化成処理:AZ91に黒色化成処理

 

こんなことでお困りではないでしょうか?

「製品の塗装が剥げてしまった場合、下地の化成処理被膜が現れ、製品の質感を損なってしまう・・・」

「迷光反射を抑制するために部品を黒色に塗装しなければならないが、コストアップになってしまう・・・」

 

下地処理(表面処理)だけでムラの少ない黒色に

新技術研究所は、マグネシウム成形品のノンクロム化成処理であるANC処理を発展させ、有害な6価クロムやフッ素化合物を使用しない、新たにAZ91に対し防錆性能を維持しつつ、できるだけムラの少ない黒色の被膜を形成する化成処理技術を開発いたしました。

このATMag-Black(エイ・ティ・マグ-ブラック)は下地処理(表面処理)だけでムラの少ない黒色に仕上げることができ、従来必要とされていた下地処理+塗装(黒色化)の2工程のうち、塗装工程を省くことが可能となります。もちろん塗装剥離時の製品の美観維持にも貢献いたします。
イメージとして上の4つの四角のうち、右の2つあたりの濃さに処理できております。
(実際の色調をご確認いただくために、部材をお預かりしてサンプルを作成させて頂きます。)
チッピング(塗装剥離)のイメージ
一般的な乳白色の下地処理の色調では、塗装が剥離した際に下地が目立ってしまいます。

 

 

ATMag-Blackでのマグネシウム化成処理事例

 

1. 黒色化成処理のポイント

抵抗値の、耐食性、並びに塗膜密着性のバランスを勘案し、弊社ANC処理と同等、またはそれ以上の物性が得られるように工程設計を行いました。

・色調は黒に近いほぼ均一な濃褐色
・六価クロムやフッ素化合物を使用せず
・抵抗値はやや高く、塗膜密着性は良好
・24時間温水噴霧および60℃温水浸漬、碁盤目等による一連の耐蝕試験とも良好

2.各化成処理の物性比較一覧

AZ91D合金製マグネシウム成形品について、弊社のANC処理と黒色処理の試験結果をまとめると、以下のようになります。

2-1.化成皮膜物性

注:試験法
1)抵抗値     三菱化学製 ロレスタMCPテスタ Aプローブ
2)塩水噴霧試験  スガ試験機製 塩水噴霧試験機 JIS Z2371準拠
24時間、72時間連続噴霧

2-2.塗膜物性

試験法[エポキシ系下塗り塗装品に対して]
3)恒温恒湿試験    タバイエスペック(株)製 恒温恒湿槽
50℃、98%RH、24時間放置
変色・フクレ等無きこと
4)塩水噴霧試験    スガ試験機(株)製 塩水噴霧試験機
JIS Z2371準拠 100時間連続噴霧
変色・フクレ等無きこと
5)温水浸漬試験     60℃の温水中に4時間浸漬
変色・フクレ等無きこと
6)塗膜密着性試験  JIS K5400準拠 1mm目碁盤目試験
1次(室温)、2次(上記3)~5)の試験後)試験
全ての升目の塗膜が80%以上残留していること
=100/100

 

 


まずはお問い合わせください!
適用基本条件:
・当社は化成処理までの実施。表面塗装は貴社で実施下さい。(ただし当社での塗装も可能:費用等応相談)
・量産前提でご検討中の製品であること。(基礎研究等の場合は応相談)
・化成処理可能な状態の製品お預かり後、5営業日での発送。

●お問い合わせは下記のメールフォームをご利用ください。(お急ぎの方は営業時間内にお電話にて承ります)
またオンラインでのお打ち合わせも随時承っております。

 

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