マグネシウム化成処理:AZ91に黒色化成処理

AZ91に黒色化成処理

従来の乳白色の化成処理被膜は上塗りの塗装が剥げてしまった場合、下地の化成処理被膜が現れ、製品の質感を損なってしまう可能性があります。

そこで新技術研究所は、マグネシウム成形品のノンクロム化成処理であるANC処理を発展させ、有害な6価クロムやフッ素化合物を使用しない、新たにAZ91に対し防錆性能を維持しつつ、できるだけムラの少ない黒色の被膜を形成する化成処理技術を開発いたしました。

1. 黒色化成処理のポイント

抵抗値の、耐食性、並びに塗膜密着性のバランスを勘案し、弊社ANC処理と同等、またはそれ以上の物性が得られるように工程設計を行いました。

・色調は黒に近いほぼ均一な濃褐色
・六価クロムやフッ素化合物を使用せず
・抵抗値はやや高く、塗膜密着性は良好
・24時間温水噴霧および60℃温水浸漬、碁盤目等による一連の耐蝕試験とも良好

■ANC処理品             ■黒色処理品
製品の美観維持のためにぜひご検討下さい。

2.各化成処理の物性比較一覧

AZ91D合金製マグネシウム成形品について、弊社のANC処理と黒色処理の試験結果をまとめると、以下のようになります。

2-1.化成皮膜物性

注:試験法
1)抵抗値     三菱化学製 ロレスタMCPテスタ Aプローブ
2)塩水噴霧試験  スガ試験機製 塩水噴霧試験機 JIS Z2371準拠
24時間、72時間連続噴霧

2-2.塗膜物性

試験法[エポキシ系下塗り塗装品に対して]
3)恒温恒湿試験    タバイエスペック(株)製 恒温恒湿槽
50℃、98%RH、24時間放置
変色・フクレ等無きこと
4)塩水噴霧試験    スガ試験機(株)製 塩水噴霧試験機
JIS Z2371準拠 100時間連続噴霧
変色・フクレ等無きこと
5)温水浸漬試験     60℃の温水中に4時間浸漬
変色・フクレ等無きこと
6)塗膜密着性試験  JIS K5400準拠 1mm目碁盤目試験
1次(室温)、2次(上記3)~5)の試験後)試験
全ての升目の塗膜が80%以上残留していること
=100/100

黒色処理の実績写真 など最新情報はこちらに記載しておりますので合わせてごらんください。

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